「好きなこと」を仕事にするのはアリか?心理学に基づいてお伝えします

こんにちは、とればーです。

今日は「好きなことを仕事にしてもいい?」という質問に対してお伝えしていきます。

給料、仕事内容、職責、残業時間、勤務地など仕事を選ぶときの基準って挙げだしたらキリがないほどたくさんあると思います。その中でも「好きなこと」を基準に仕事を選ぶことってどうなんだろ?って多くの人が考えていると思います。

転職エージェントや転職サイトの広告でも「好きを仕事にしよう」と言ったキャッチで宣伝したりしているのを見ると好きなことを仕事にしたいと考えるのも当然だと思います。

また、米ギャラップ社が世界各国の企業を対象にして行った調査によると「熱意ある社員の割合は139カ国中132位」で「熱意あふれる社員」が6%しかいなく、「周囲に不満を撒き散らしている無気力な社員」が24%で「やる気のない社員」は70%に達したそうです。こんな状況では好きなことを仕事にすることで満足度や幸福度を上げたいと考えるのは自然なことですよね。

「好きなこと」を仕事にするのはアリか?

では、「好きなこと」をすることは仕事選びの基準としてはアリなのでしょうか?

結論から言うと、「好きなこと」を仕事にするのはナシです。

その理由をこれからお伝えしていきます。
好きなことを仕事選びの基準しない理由は以下の3つからです。

  • 好きなことを仕事にしても幸福度は上がらない
  • 好きなことを仕事にすると離職率が上がる
  • 好きなことはその時の環境や情報によって変化する
好きなことを仕事にしても幸福度は上がらない

好きなことを仕事にすると最初の数年は幸福度が上がります。しかし、現実の仕事では好きなことだけをやることはもちろんできず、人間関係や面倒な雑務もたくさんあります。

好きなことを仕事にすると「好き」を求める気持ちが強くなりすぎてしまい、現実の仕事とのギャップを感じやすくなってしまいます。そして、徐々に「本当にこの仕事が好きだっけ?」と思うようになる可能性があり、最初は好きで始めた仕事も徐々に好きという気持ちが薄れてしまうのです。

長期的にみると、好きなことを仕事にしている人」の幸福度は「仕事は楽しくなくてもお金がもらえればいいやと割り切っている人」より低い傾向があるそうです。

好きなことを仕事にすると離職率が上がる

好きなことを仕事にする人ほど仕事に対するモチベーションの変化が激しいと言われています。

仕事を選ぶ基準を「好きなこと」にしているため、実際の業務でトラブルや面倒なことがあると、「自分がやりたかったことはこんなことではない」「本当にこの仕事が好きだっけ」と思うようになり、モチベーションの低下を招いてしまいます。

結果として違う「好きなこと」を始めるため、仕事が長続きしない傾向があるそうです。一方で、割り切って仕事をしている人は仕事に対して必要以上に思い入れがない分、トラブルや面倒なことに対しても対応しやすいそうです。

「好きなこと」はその時の環境や情報によって変化する

「好きなこと」はその時の年齢や住まい、職場など様々環境要因や仕入れる情報によって常に変化していきます。

私は小さい頃はプロ野球をみることのが大好きでしたが今は格闘技の方に熱中しています。それは小さい頃は毎日野球中継がテレビで放映されていて、自然と目に入ってきたことも大きな要因です。今は、自分自身が格闘技のジムに通っているということもあり、格闘技をみる方が好きと環境によって好きが変化しました。

つまり、今好きなことを仕事にしても長い目でみるとその好きなことは変わる可能性が高いのです。

「好きなこと」に変わる仕事の選び方や考え方とは?

ここまでで好きなことを仕事にするのはナシということについて話してきましたが、決して嫌いなことをやれということではありません

では、ここから「好きなこと」に変わる仕事の選び方や考え方についてお伝えしていきます。

  • 「得意なこと」を仕事にする
  • 仕事は続けるうちに好きになるものだ」という考え方を身につける
「得意なこと」を仕事にする

「好きなこと」に変わる仕事選びの基準の一つが「得意なこと」です。「得意なこと」とは、簡単にいうと他の人よりも上手にできることです。決してこれに関しては誰にも負けないという意味ではなく、周囲と比べたときに平均以上かな?と思えることです。

自分が得意なことを仕事にすることで、スムーズに仕事を進めることができ、周囲からの評価につながっていきます。また、得意なことを伸ばしていくことで、結果としてスキルも身についていきます。

林修先生は、


やりたいかどうかの軸で考えるのを止めて、できることをやろうと思って予備校講師に徹した。30年間上手く行かなかったことや悩んだことは何一つない

「林先生が驚く 初耳学」にて

と語っており、てっきり人に教えるのが好きで予備校講師になったと思っていたのですが、そうではなく、人に教えるのが得意だから予備校講師になったそうですね。その結果が今の地位につながっているというわけです。

ちなみに本当にやりたいこととして書いた「すし、うなぎ、てんぷら ~林 修が語る食の美学という本は出版した本の中で唯一重版にならなかったそうです。笑 

「仕事は続けるうちに好きになるものだ」という考え方を身につける

好きな仕事はこれまでその仕事に注いできた時間や情熱に比例していきます。

これは心理学のジェームズ・ランゲ説にある「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」という考え方が参考になります。この主張を仕事に置き換えると「好きだからやるのではなく、やるから好きになるのである」ということになります。

つまり最初はなんとなく始めた仕事でも、努力をしていくうちに情熱が高まり、好きになっていくということです。

日本初のCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)として有名な長瀬次英さんはユニリーバに在籍中、紅茶のリプトンのブランド責任者をされていたそうですが、紅茶はあまり好きではなかったそうです。

ですが、リプトンが生まれた地であるスリランカまで行き、ブランド創設者であるリプトン卿が見た光景や過ごしていた土地を実際に見ることで自身の仕事に対する熱量を高めていったそうです。詳しくは長瀬さんの著書「マーケティング・ビッグバン インフルエンスは「熱量」で起こす」でご確認いただけたらと思います。

「得意なこと」の見つけ方は?

ここまでで「得意なこと」を仕事選びの基準にすることや「仕事は続けていくうちに好きになる」ということがお分かりいただけたかと思いますが、「得意なこと」を見つけるのって結構難しいですよね。

私も人より優れていることってなんだろ?って考えると、考え込んでしまいます。笑
ここで参考になるのが第三者の意見です。他の人に聞いてみることで自分では気付けなかった思わぬ特技に気づくことがありますので、職場の同僚や知人に聞いてはいかがでしょうか。

それでも、「自分の強みってなんだろう?」「どういう仕事なら自分のやりがいや成長につながっていくんだろう?」という疑問が出てくる場合は、転職支援サービスのゲキサポ !キャリアを利用してみるのもアリかもしれません。

キャリアのプロが客観的にみて、あなたの強みや弱みなどの分析をしてくれて、転職のサポートをしてくれます。無料カウンセリングもやっているので、試しに相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。仕事の選び方の一つとして「得意なこと」を基準に考えると幸福度やスキルが向上していく可能性が高くなります。もちろん好きなことで更にそれが得意なことだったらベストだとは思いますが、好きだけで考えるのは危険だということです。

私自身、皿洗いが得意で学生の時にレストランで皿洗いのバイトをしたことがあります。そのレストランは観光地にあり、食べ放題を実施していたため、お皿の量が半端じゃなく、始めた当初はあまりにも過酷で大嫌いでした。

しかし、誰よりも早くこなすことを目標に続けていくことで、可愛いホールのお姉さんから「もう片付いたの?」「はやっ!」といってもらえるようになり、だんだんとそのバイトが好きになったという経験があります。笑

このように得意なことに情熱を注ぐことで好きにもつながっていく可能性がありますので、今日の話を転職する時の仕事選びの基準の一つとして参考にしていただけたら嬉しく思います。

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