- 社会人に自己分析って必要?
- 効果的な自己分析のやり方は?
- 自己分析する時の注意点は?
- 自己分析を手伝ってくれるサービスはある?
こんな疑問を解決するために、これまで10,000人以上のキャリア支援を行い、現在ポジウィルキャリアの事業責任者を務めている岡さんに話を聞きました!
転職を考え始めたものの、いざ仕事選びをすると『どんな仕事が向いているのか分からない』と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
自分に向いている仕事を見つけるためには『自己分析』を行い、『自分がどんな時にやる気がでるか』『どんな時にやる気が出なくなるか』などを把握し、自己理解を深める必要があります。
この記事では、社会人になって転職を検討した方におすすめの自己分析のやり方をご紹介していきます。
この記事の作成にあたり、個人に徹底した自己分析を行い、理想的な生き方を見つけてもらうことを目的としたキャリア支援サービス『ポジウィルキャリア』で事業責任者を務め、自己分析のスペシャリストの岡さんにもご協力いただきました!
実は岡さんは自分の自己分析をサポートしてくれたトレーナーさんなんです!
これまで自分ひとりで自己分析をやってみるものの、全く自己理解が深められずに悩んでいた私を救ってくれた超凄腕トレーナーさんなのです!
今日はよろしくお願いします!
岡さん:ポジウィルキャリア事業責任者
関西学院大→銀行→リクルート→CRAZY→POSIWILL
- Twitter:フォロワー数1万人
- リクルートでは、MVPを獲得&最年少拠点長を務める
- 累計10,000人以上の20代のキャリア支援
岡さんにキャリア相談したい方はこちら!
社会人のキャリア形成に自己分析が必要な理由4つ
社会人が自己分析をやる必要性ってなんですか?
社会人がキャリア形成を行う上で自己分析が必要な理由は4つあります!
- 自分のキャリアを見つめ直す
- これまで培った経験やスキルを把握する
- 転職活動の軸を明確にする
- 転職活動に活かす
社会人生活を続けていると、『仕事にやりがいを感じなくなった』『配置転換により業務が変わった』『もっとチャレンジできる環境にいきたい』など、環境や心境の変化が出てきます。
しかし、そのまま漠然と仕事を続けているとキャリア形成の機会を逃してしまう可能性も出てきます。
そうならないためにも、自己分析で自分のキャリアを見つめ直し、キャリアのメンテナンスを行なっていく必要があるんですね!
もちろん、転職活動の軸や選考に活かすという理由もありますが、『このまま進んでいいのか』という自分をキャリア見つめ直すことが大きな目的になります。
入社してから環境や心境に変化が出てくる中、これまでのキャリアを見つめ直して、今後のキャリア選択に活かしていくということですね!
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学生と社会人の自己分析の違い
学生の時に就活でやる自己分析と社会人がやる自己分析の違いはなんですか?
学生と社会人の自己分析の違いは、ずばり『経験』です。
学生が就職活動の時に行う自己分析は仕事の経験が含まれていないので、幼少期から学生時代の経験で頑張ったことや集中して取り組んだことから共通点を見つけ、業界や職種を探していくといった感じになります。
一方で社会人の自己分析は、幼少期から学生までの経験に加えて社会人経験が含まれます。
『頑張れた仕事』『楽しかった仕事』などの経験や培ったスキルの棚卸しも整理できるので、仕事上の強みや弱みを分析することができるんです。
社会人は学生と違ってすでにキャリア形成が始まっているので、これまでの経験から『今後どうしていくか?』という視点で考えていくことが重要になってくるということですね!
>>ポジウィルキャリアの詳しいサービス内容を知りたい方はこちら
社会人の自己分析のやり方3ステップ
ここから具体的な自己分析のやり方を3つのステップでご紹介します。
- これまでの経験を振り返る
- 経験から価値観やスキル、強み・弱みを整理する
- 整理した内容をもとに将来のビジョンを描く
これまでの経験を振り返る上でおすすめの方法はありますか?
過去の経験をこの3つの視点で振り返るといいですよ!
- 『頑張った』経験
- 『意思決定』した経験
- 『引っ掛かりのある』経験
その1:これまでに頑張った経験を振り返る
まず、これまで自分なりに頑張った経験を掘り起こしていくといいですよ!
頑張った経験を幼少期から現在まで振り返ってみるんですね!
そうです!頑張った経験を洗い出し、その中から共通点を見つけていくことで、自分がどんなことに頑張れるか把握することができますよ!
自分の場合はPRイベントの企画を自ら立案し、実施に至るまで裁量を持って進められた時に集中して頑張れた気がします!
その時に『なぜ集中できたのか?』ということを自問自答すると深掘りできますよ!
なるほど!そのほかに気にする点はありますか?
『どういう条件であれば自分の持ち味を発揮できるか?』『どういう場面で集中して取り組めたか?』という視点でも考えてみるといいですよ!
確かにそういう視点で考えると、自分が集中して取り組めたことの共通点を洗い出すことができそうですね!
その2:意思決定した経験を振り返る
これまで自分が意思決定した経験を洗い出して、『なぜ、その意思決定をしたのか?』掘り下げていくといいですよ!
ここでも『なぜ?』が重要になるんですね!
そうです!常に『なぜ、そうしたか?』と、繰り返し自分に質問することが大事です!
なるほど!意思決定というと具体的にはどのような場面ですか?
例えば、中高大などの学校選びや新卒の時の会社への入社を決めた時なんかが分かりやすいですね。
それ以外にも部活選びや習い事、留学など、人は生きていく上で常に意思決定しているので、そのような経験を洗い出し、なぜそのような意思決定をしたか振り返ってみましょう!
そこで洗い出した経験で共通項を見つけていくということですね!
『なぜその決断をしたのか?』という理由を整理することで、自分の意思決定の思考が把握できるようになりますよ!
たしかに、自分の場合は留学や大学選び、新卒で家電メーカーを選んだ理由などそれ以外にも数多くの意思決定をしてきたので、そこから共通点が見つかりそうです!
その3:過去に引っ掛かりのある経験を振り返る
これはどういうことですか?
過去のネガティブな経験を洗い出していき、どのような時に辛いとか嫌だなと感じるか整理していくんですね!
自分のネガティブな経験を整理することで、自分の嫌いなことや向いていないことを理解するってことですね?
そうです!ポジティブな経験だけでなく、ネガティブな経験も掘り下げていくことで、自己理解を深めることができるんです!
自己分析はポジティブな経験だけではなく、ネガティブな経験も整理することが大事なんですね!
その他:人と話してみる
それ以外におすすめなやり方はありますか?
自分に近しい人と話してみるといいですよ!
いわゆる他己分析ってやつですね!
そうです!人に聞くことで自分では気づかない自分の長所や短所に気づくことができますよ!
これのやり方も参考になりそうですね!
自己分析は過去から現在まで振り返り、共通した点を洗い出していくことで、自分がエネルギーを発揮できた場面や物足りないと感じた点など、価値観を把握することができますよ!
なるほど!これをもとに強みやスキルを整理し、キャリアプランを作っていけばいいんですね!
とはいえ、正直なところ過去の振り返りを自分ひとりで行うのは結構難しいかと思います。
確かに自分ひとりでやると、どうしても浅い自己分析になってしまいますよね。
自分もこれまで本で得た知識で自己分析を行なってみましたが、傾向をなんとなく把握するのが精一杯で、結局自分がどんな仕事に向いているのかなど把握することはできませんでした。
ひとりでやる自己分析では、どうしても言葉の整理や細かな違いに気づけなかったりするので、限界があるんですよ。
だからこそ私たちは、第3者の視点で気づきを与えていけるような自己分析を徹底して行なっているんです。
なるほど!私も岡さんと一緒に自己分析のトレーニングをした時、『高校が嫌いだった』という話をしましたが、『なんとなく嫌いだった』としか答えられませんでした。
しかし、岡さんが色々な角度から質問を投げかけてくれたことで、高校が嫌いだった理由が、高校だけにあったわけじゃなく、家庭環境やそれまでの人生で築かれた価値観によるものだったことに気づかされました!
ポジウィルキャリアのトレーナーの方と一緒に自己分析をすると、自分ひとりでは気づけなかった深層心理にたどり着くことができ、本当の自分に出会うことができますよ!
>>ポジウィルキャリアの詳しいサービス内容はこちら
社会人の自己分析おすすめツール2つ
ここでは、自己分析に使えるおすすめツールを2つご紹介します。
- クリフトンストレングス(ストレングス・ファインダー)
- キャリアンカー診断
ツール1:クリフトンストレングス(ストレングス・ファインダー)
1つ目のツールは、アメリカのギャラップ社が運営するクリフトンストレングス(ストレングス・ファインダー)です。
Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(本来の考え方、感じ方、行動パターン)を測定することができます。
測定結果は34の資質に分類されていて、最も特徴的な5つの資質を診断結果として出してくれます。
スキルや強みを見直すのに向いている診断ツールで、転職業界の診断ツールとして評価されているものになります。
診断はギャラップ社の公式サイトからアクセスコードがついている本(2,340円)を購入することで行えますよ。
>>ギャラップ社の公式サイトはこちら
ツール2:キャリアアンカー診断
2つ目のツールは、キャリアアンカー診断です。
キャリアアンカーとは、アメリカの組織心理学者エドガー・シャインによって提唱されたキャリア理論で、個人がキャリアを選択していく上で絶対に譲れない軸となる価値観や欲求、能力などを人生の錨(アンカー)として例えています。
このキャリアアンカー診断は、考え方や価値観、希望する働き方などを知る上で参考にすることができます。
キャリアアンカーの診断方法はいくつかあり、その一つがインターネット上に公開されているサイト診断を利用する方法です。
ここでは40問の質問に答えるだけでキャリアアンカーを探ることができる無料サイトをご紹介します。
>>近くナビのキャリア・アンカー診断はこちら
こちらは無料の診断サイトになるので、診断結果はあくまで参考程度に利用するといいかと!
その他:転職サイトの自己分析ツール
それ以外にも転職サイトが作っているオリジナルの自己分析ツールがあるので、求人を探すついでに診断してみるのもありですね!
自己分析ツールでは質問に答えていくことで自分の傾向を簡単に把握することができますが、診断結果はあくまでも参考程度とし、結果に左右され過ぎないように注意しましょう!
自己分析は自分でやることが大事ですよ!
社会人が自己分析をする時の注意点
自己分析をする時の注意点はありますか?
自己分析をする時は下記3点に注意しましょう!
- 1回(短時間)で終わらせない
- 思い込みに注意する
- マイナスな面ばかりに目を向けない
注意1:1回(短時間)で終わらせない
これまでの経験を短時間で一度に振り返るのは難しいので、時間をかけることをおすすめしますよ。
確かに1回でこれまでの経験を振り返るのは難しいですよね。
そうなんです。時間をおいて何度か繰り返し自己分析を行なっていくことで、1回では思い出せなかったことを思い出せたりしますよ。
言われてみると、岡さんとの自己分析で幼少の頃の思い出をすぐに思い出すことはできなかったです。
時間をかけて『過去はどんなだったかな?』と考える機会を増やすことで、『そう言えば、あんなことあったな!』って思い出せたりしました!
注意2:思い込みに注意する
自己分析をひとりですると、『自分はこういう人なんだ!』と思い込みで決めつけてしまう恐れがあるので注意が必要です!
確かに岡さんと自己分析した時に自分は『人に声かけることが苦手な人間』だと思い込んでいましたけど、実際には積極的に声をかけていることもあったりと、正しく分析できていなかったことがありましたね!
そうでしたね!自分ひとりで考えるとどうしても視野が狭くなってしまうので、客観的な視点で分析することが大事なんですね。
トレーニングで岡さんに
- なんで人に声を掛けるのが苦手なんですか?
- 他の場面では積極的に声をかけていましたよね?
- その違いって何だと思いますか?
と質問を投げかけられたことによって自分一人ではたどり着くことのできなかった自分の本音に気づくことができました!
質問された時は、これまでに考えたこともなかったことだったので、答えを出すまでめっちゃ苦労しましたけど!笑
あの時めちゃめちゃ考えてましたよね!笑
私たちはトレーニングを通じて気づきを与えてあげられるようにこころがけています!
何気なく過ごしていることにも全て理由があるので、そこにアプローチし、分析していきますよ!
注意3:マイナスな面ばかりに目を向けない
自己分析では自分のマイナスな面ばかりに目を向けないように注意しましょう!
真面目な人ほどマイナス面ばかりに目がいってしまい、自分はダメな人間なんだと思ってしまいがちなので注意が必要です。
自分も岡さんとのトレーニングを始めた時は『自分は社会不適合社だ』と超ネガティブでしたよね。笑
そうでしたね!笑 どうしたものかと…笑
自己分析は自分の弱みや苦手な点を把握することで、自分に合わないところに無理して飛び込んだりしないように回避し、自分の強みを活かすことが目的です。
『自分はこういうところが苦手なんだな〜』と客観視できるようにして、自分の強みを活かしていけるようにすることが大事なんですね?
そうですね!人は決してマイナスな面ばかりではないので、プラスな面をしっかりと把握することが大事になります!
自分はこれまで『何も頑張ったことのない人間』だと思っていましたが、岡さんとのトレーニングを通じて『意外と頑張っていたな自分!』って認めてあげられるようになりました!
そういってもらえると嬉しいです!
最初の頃と比べて顔つきも明るくなりましたよね!
はい、トレーニングを通じて顔つきが明るくなったって言われるようになりました!
これまでどんなひどい顔をしていたのか….笑
岡さんに相談したい方はこちらから!
社会人の自己分析をサポートするサービス
自己分析を自分ひとりでやってみて、『やっぱり難しいな…』『なんか違うな…』と感じた方は筆者のように自己分析のサポートを受けるのも一つの手です。
筆者が自己分析のサポートを受けたポジウィルキャリアでは、このようなワークシートを使って家庭環境や生い立ち、これまでのキャリアなど順序立て、徹底的に過去を振り返っていきます。
自分ひとりでは言葉にしたり、整理したりすることが難しかった自己分析も専属トレーナーが徹底してサポートしてくれるので、自己理解を深めることができるんですね。
自己分析のトレーニングでは、自分が一方的に話した内容もトレーナーの方がうまく整理し、文字にしてくれるので、自分の考え方や価値観を可視化することができますよ!
ちなみにこれが私のワークシートの一部です。
岡さんが自分の言葉を拾ってくれて、めっちゃ細かく分析してくれたので、シートがびっしりになりました。
ポジウィルキャリアでは、無料カウンセリングをやっているので、どんな感じで自己分析のサポートをしてくれるのか体験することができますよ!
45分間で自己分析の体験やキャリアのお悩みについてお聞きしますので、気軽にご相談ください!
岡さんに相談したい方はこちらから!
自己分析をしてキャリアのメンテナンスを行いましょう!
ここまで読んでいただいた方は自己分析の必要性ややり方、注意点について理解していただけたかと思います。
ここで、もう一度おさらいをしましょう。
- これまでの経験を振り返る
- 経験から価値観やスキル、強み・弱みを整理する
- 整理した内容をもとに将来のビジョンを描く
- 1回(短時間)で終わらせない
- 思い込みに注意する
- マイナスな面ばかりに目を向けない
まず最初にやることは、これまでの経験を振り返り、自分の価値観を把握していくことです!
自分ひとりで自己分析をしてみて、むずかしいと感じたら自己分析をサポートしてくれるポジウィルキャリアの無料カウンセリングを受けてみましょう!
自己分析のプロにサポートしてもらうことで圧倒的に自己理解が深まりますよ!
岡さんにキャリアの相談したい方はこちらから!