- 外資系企業って日系企業とどう違うの?
- 外資系企業ってドライ?
- 外資系企業ってみんな英語がペラペラ?
筆者は従業員の約半数が外国籍の外資系企業に勤務していました。
これまで外資系企業と日系企業の両方で働いた経験を基に外資系企業の特徴についてご紹介します。
外資系企業と聞くと解雇やドライなどといった成果主義のイメージをされるかと思います。
この記事では、外資系企業への転職を視野に入れて転職活動をはじめる人へ筆者の実体験を元に外資系企業の特徴についてお伝えしていきたいと思います。
この記事を読むことで外資系企業が日系企業と比べてどんな特徴があるのか把握できるかと思います。
外資系企業とは?
外資系企業とは日本にて外国法人または外国人が一定程度以上の出資をする企業のことです。
つまり、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国、韓国など日本以外の国が出資している企業はすべて外資系企業になるということです。
一言で外資系企業と言っても、どこの国の企業かによって特徴は異なってくるので、それを踏まえた上で参考にしていただけらと思います。
外資系企業の特徴5つ
ここから実際に私が感じた外資系企業の特徴をお伝えします。
- 英語力が必要
- 人の出入りが激しい
- ワークライフバランス
- マネジャーの裁量権
- 職務内容記述書(Job Description)
特徴1:英語力が必要
ひとつ目の特徴はやはり英語力になります。
その理由としては直属の上司が外国人になる場合や海外本社とのやり取りをする機会も多く、それらのやり取りは英語で行われることが多いからです。
日常業務で英語を使用する頻度は会社によって異なってきますが、筆者の場合は社員の約半数が外国籍の人だったので、日常的に英語を使用する必要があり、社内アナウンス等も全て英語でした。
出世すればするほど海外本社とのやりとりが必要になってくるため、外資系企業で活躍するためには一定の英語力は必要だと思っておいた方がいいでしょう。
※外資系で必要な英語力いついてはこちらの記事をご覧ください。
特徴2:人の出入りが激しい
2つ目の特徴は社員の出入りが激しいという点です。
外資系企業で勤めている人は、一つの会社で一定の経験を積んだのちに次の会社でキャリアアップを目指していきます。
そのため、数年間勤めて次の会社に行く人も珍しくなく、人の出入りが激しいです。
また、営業のように明確に成果を求められる場合は、成果が出せないと解雇される場合も珍しくありません。
反対に成果を出せば新卒でもインセンティブを獲得することができます。
私が在籍していた外資系企業は、1年間で社員の3割程度が入れ替わるほど出入りが激しかったですが、新卒でも成果を出せば700万円以上もらっていたりしている人もいました。
特徴3:ワークライフバランス
3つ目の特徴はワークライフバランスです。
日本企業に勤めていた時はなかなか帰りづらい雰囲気もありましたが、外資系企業では自分の仕事が終わっていれさえすれば、気兼ねなく帰ることができ、自分の時間を調整しやすいのも大きな特徴です。
遅くまで残っていると「まだ残っているの?」と仕事が遅い人というイメージがついてしまうので、残業している人は朝早く来て仕事をしたりしています。
また、長期休暇なども取りやすく1〜2週間程度の長期休暇を取って海外旅行に行く人も多くいたりします。
もちろん、会社や職種によっては残業が多くなってしまうこともありますので、その点については事前に確認が必要です。
外国籍の社員が多いと、彼らは長期連休を利用して母国に帰国したりするので、長期休暇を取りやすくなるんですね。
特徴4:マネジャーの裁量権
4つ目の特徴はマネジャーに裁量権が移譲されていることです。
日系企業と比較し、マネジャー(ディレクター)にかなりの裁量権が与えられているのが外資系企業の特徴の一つです。
マネジャーに一定の裁量権が与えられているので、社内決裁に必要なステップも少なく、業務にスピード感があります。
採用や昇進、昇給などの権限もマネジャーに与えられているので、日系企業以上に上司との人間関係が大事だったりします。
筆者も昇進や昇給の決定権がマネジャーにあったことは驚きました。
特徴5:職務内容記述書(Job Description)
5つ目の特徴は職務内容が明確になっている点です。
外資系企業ではJD(ジョブディスクリプション)という職務内容が記述された書類があり、自分の職務内容が明確となっております。
職務内容が明確な分、自分のやるべきことが明確なのが大きな特徴です。
また、外資系企業では総合職という概念がないので採用も全て職種ごとに行っています。
外資系企業に向いている人は?
ここまで読んでみて、『外資系企業大変そうだな?』と思った人が多くいるかと思います。
しかし、成果を自分にちゃんと還元してほしいという人には外資系企業はおすすめです。
日系企業だと営業で成果を出していても、成果を出していない人と大して給料が変わらないなんてこともあるので、外資系企業だとそういった点ではしっかりと成果が反映されます。
また、裁量権も与えられるので、責任はその分重くなりますが、自分で裁量を持って仕事を進めたいという人には向いているかと思います。
筆者も入社する前は外資系という言葉にビビったりしていましたが、実際に入ってみると日系企業以上にスピーディーに業務を進められる点については働きやすかったです。
少しでも外資系企業への転職に興味を持った方は、まずは外資系企業への転職を得意とする転職エージェントに相談することをおすすめします。
日系の転職エージェントで外資系企業への転職に強いのはJACリクルートメントです。
外資系企業への転職を強みとする転職エージェントは外資系転職エージェントが多いのですが、JACリクルートメントは日系の転職エージェントなので、日本語で細かいサポートしてくれるので、初めて外資系企業に転職する方には特におすすめです!
*20代で役に立った転職エージェントについてはこちらの記事をご覧ください。
外資系企業に向いていると思った人は積極的にチャレンジしましょう!
ここまで読んでいただいた方は、外資系企業の特徴や向いている人について把握できたかと思います。
ここでもう一度おさらいしましょう。
- 英語力が必要
- 人の出入りが激しい
- ワークライフバランス
- マネジャーの裁量権
- 職務内容記述書(Job Description)
- 成果をきちんと還元して欲しい人
- 裁量を持って仕事をすすめたい人
外資系企業の特徴について記載しましたが、やはり向き不向きはその人によって異なってきます。
まずは、自己分析やキャリア設計を明確にし、外資系企業の方が自分の目指す働き方に向いていると感じた際はぜひチャレンジしていきましょう!