- 転職で年収が上がるって本当?
- 転職したらどのくらい年収が上がるの?
- どうしたら年収が上がる転職ができるの?
筆者はこれまで7社経験しましたが、一度の転職で年収を150万円アップさせたことがあります!
その経験を基に転職で年収を上げる方法についてご紹介したいと思います。
よく転職サイトや転職エージェントの広告で『転職して年収が200万円上がった』というようなキャッチフレーズを目にしますが、『本当にそんなに上がるの?』『どうせ一部の人だけでしょ?』と思った方もいるかと思います。
筆者も自分が転職して年収が上がるまでは、一部の特別なスキルを持った人の話で自分には関係ない話だと思っていました。
しかし、筆者は実際に特別なスキルがない状態で転職し、年収を150万円アップさせることができました。
この記事では『転職して年収を上げたい!』と考えている方に向けて、年収が上がる転職のパターンやプロセスを紹介していきます。
この記事を読むことで年収が上がる転職のプロセスや具体的にアップする金額の目安が把握できるかと思います。
転職するとどのくらい年収が上がる?
はじめに『転職するとどのくらい年収が上がるの?』という点についてご説明します。
冒頭で筆者は転職して年収が150万円上がったとお伝えしましたが、転職時における年収アップの上限は前職の20%で平均だと約10%が相場と言われています。
あくまでも目安ですが、年収400万円の人が転職すると、最大で480万円程度まで目指せるようになるということですね!
転職エージェントのdodaが過去にdodaを通じて転職し、年収がアップした人の上位6,000名をまとめた平均値だと下記の通りです。
年収アップ成功者は平均で56.7万円も年収が上がっているということですね!
中途採用の給与はどのように決まるの?
では、転職する時に『採用企業はどのようにして給与を決めるの?』ということですが、企業が中途採用をする際に給与を決める方法は大きく2つあります。
- 自社の給与テーブルに合わせて決める
- 前職の年収および希望年収で決める
自社の給与テーブルに合わせて決める
一つめは経験年数や役職に基づき、自社の給与テーブルに合わせて決める方法です。
新卒入社の月の給与は22万円で翌年には23万円に上げるといったように、企業には役職や経験年数などに応じた給与テーブルというものが存在します。
この場合では中途採用した人の役職や経験年数を自社の給与テーブルに当てはめて決めていくということになります。
特に行政機関などではこの傾向が強く、どれだけ優秀な人でも経験が少ないと給与が上がらないなんてこともあります。
前職の年収および希望年収で決める
二つめは中途採用する人の前職の年収や希望年収に合わせて給与を決めるという方法です。
外資系企業では特にこの方法を採用しているところが多く、募集職種における大まかな給与レンジは決まっているものの、転職希望者の前職の年収にや希望年収によって決められていきます。
例えば、マネジャー職の人を採用することになった場合、年収相場が600〜800万円になります。
そこで、中途採用者の前職の年収が550万円だと600万円程度になり、前職の年収が600万円だと700万円になるといった感じなります。
年収が上がる転職の4パターン
ここからは年収が上がる転職のパターンを4つご紹介します。
- 給与水準の高い会社への転職
- 給与水準の高い業界への転職
- キャリアアップの転職
- 給与水準の高い職種にキャリアチェンジする
給与水準の高い会社への転職
一つめの方法は業界も職種も変えず、今の会社よりも給与水準の高い会社への転職です。
単純に給与が今の会社よりも給与水準の高い会社に転職しちゃいましょう!ということですね。
同じ業種や職種でも会社によって給与水準は異なってくるので、現職より給与水準の高い会社へ転職することで仕事内容に変化があまりなくても給与が上がるというわけです。
例えば、アパレルの販売員が今よりも給与水準の高いアパレルの会社に同じ販売職として転職し、給与をアップさせるといった感じです。
これまでの経験が一番活かせる転職になるので、転職の難易度としては高くなく、一番成功させやすい転職方法になります。
給与水準の高い業界への転職
2つめの方法は、職種は変えずに今いる業界よりも給与水準の高い業界へ転職する方法です。
例えば、商社の営業から金融の営業に転職するといった方法です。
同じ営業でも業界によって給与水準が異なってくるので、給与水準の高い業界へ転職することで給与を上げることができるということですね!
業界の給与水準はdodaの業種別平均年収ランキングが参考になるかと思います。
こちらも転職の難易度としてはあまり高くなく、比較的成功させやすい転職方法になります。
筆者もスポーツ系のPR・マーケティング職から人材業界のPR・マーケティング職へ転職したことでスキル自体は大して変わっていないにも関わらず年収を150万円アップさせることに成功しました。
キャリアアップの転職
3つめの方法はキャリアアップの転職です。
わかりやすく言うと、転職する際に役職を上げて転職する方法になります。
例えば、現職でマーケティングマネジャーの人がマーケティングディレクターとして転職するといった感じになります。
この場合はこれまでの経験を活かせることが前提になってくるので、基本的に同じ職種になり、業界についてはケースバイケースとなります。
外資系企業では、このキャリアアップ転職がよく見られ『マネジャー→シニアマネジャー』といった感じに転職の際に役職を上げることで年収も上げてくことが多いです。
給与水準の高い職種にキャリアチェンジする
4つめの方法は給与水準の高い職種へのキャリアチェンジです。
下記の表では職種における平均年収を表しています。表から分かる通り、職種によって給与水準はかなり変わってくるんですね。
職務分類 | 平均年収(万円) |
---|---|
専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 601 |
企画/管理系 | 516 |
技術系(電気/電子/機械) | 461 |
営業系 | 442 |
技術系(建築/土木) | 428 |
金融系専門職 | 426 |
技術系(メディカル/化学/食品) | 411 |
クリエイティブ系 | 381 |
事務/アシスタント系 | 332 |
販売/サービス系 | 329 |
この表を見ると『販売/サービス系職種』の平均年収が329万円に対し、『企画/管理系職種』の平均年収が516万円と187万円も差があります。
そこで、違う職種へキャリアチェンジをすることで年収を上げていきましょうということです。
ただし、キャリアチェンジを目的とした転職は難易度が高いことと、未経験での転職は最初の年収が下がる場合があります。
この場合、最初は前職より年収が低くても経験を積むことで年収アップが望めるということになります。
*未経験職種への転職方法はこちらをご覧ください。
年収が上がる転職へのステップ5つ
ここからは具体的に年収を上げるための転職に向けた5つのステップをご紹介していきます。
- 転職の方向性を定める
- 転職エージェントに登録する
- 応募/選考
- オファー後の年収交渉
- 受諾
ステップ1:転職の方向性を定める
はじめに、転職の方向性をしっかりと定めることが重要になってきます。
先ほどお伝えした4つの転職パターンのうち、『どのパターンに当てはまる転職を目指すか?』ということを考えていきましょう。
ここでは転職によって自分が叶えたいことを明確にし、自分のこれまでの経験や強みなども洗い出していきましょう。
もしも、『転職の方向性が定まらない』『自分のアピールポイントがわからない』といった場合はキャリアトレーニングサービスを利用し、第三者の視点からアドバイスしてもらうのもありです。
キャリアトレーニングサービスの先駆け的存在のポジウィルキャリアでは、トレーナーが一緒に自己分析や面接対策を行ってくれ、転職成功までサポートしてくれます。
自分では気づかなかった強みを引き出し、受ける相手先に合わせたPRポイントを考えてくれるので、自分ひとりで転職活動を行うより年収が上がる転職を成功させる可能性が格段に上がりますよ。
*ポジウィルキャリアについてはこちらの記事をご覧ください。
ステップ2:転職エージェントに登録する
転職の方向性が定まったらここで転職エージェントに登録しましょう!
ここはかなり重要なポイントです!
転職には『直接応募』『転職サイト』『紹介』などいくつかの方法がありますが、年収を上げるためには転職エージェントを利用することをおすすめします。
その理由は『転職エージェントが給与交渉を代理で行ってくれる』からです。
転職エージェントは紹介した転職者の年収の30〜40%が紹介料として報酬になるので、転職した人の年収が高ければ高いほど報酬がアップするということになります。
筆者が知っている転職で一番報酬が高かったのは、年収5,000万円の人を企業に紹介し、その紹介料として約2,000万円の報酬になった案件です。
すごい報酬ですよね。笑
こういった理由から転職エージェントは頑張って転職者の年収を上げるように企業へ掛け合ってくれるということなんですね。
*転職エージェントについてはこちらをご覧ください。
ステップ3:応募/選考
転職エージェントへの登録が完了したら、ここから実際に応募や選考を進めていきます。
面接に進むと『希望する年収はありますか?』と面接官に聞かれることが多くあります。
これは採用企業が候補者の現職の年収や希望年収を把握し、実際に採用するとしたら給与をいくらにするか決めるために質問しているのです。
ここでは、『現職の年収が500万円なので、同等以上を希望します。』といった感じに伝えるのが無難です。
明確な希望年収がある場合は、その金額を伝えても構いませんが、その根拠が明確に伝えられるようにしておきましょう。
あまりにも高すぎる希望年収を伝えると、面接官の印象を悪くする恐れがあるので求人票の給与レンジを参考にし、今の年収から最大でも20%アップを目安に考えるといいでしょう。
ステップ4:オファー後の年収交渉
全ての選考を突破すると内定のオファーをもらい、ここではじめて給与が提示されます。
ここで提示された給与に対して納得がいかない場合は給与アップの交渉をしていきます。転職エージェントを利用していると、転職エージェントが代理で年収交渉をしてくれます。
『提示された給与が希望していた給与よりもあまりにも低かった』『現職の年収より大幅に下がった』といった場合は、一度相談してみるのもありです。
ただし、必要以上に給与アップに執着すると入社後の心象が悪くなる恐れがあるので注意しましょう。
給与交渉をする際は、提示された金額に対していくら金額が上がったら入社を受諾するかなどをあらかじめ決めておきましょう。
ステップ5:受諾
年収交渉が終わるとめでたくオファーを受諾し、正式に採用が決定という流れになります。
オファーを受諾した後は、いつから入社が可能かなどの詳細を詰めていき、正式に労働契約を結んでいきます。
転職エージェントを利用することで、このあたりの細かいやり取りも代理で行ってくれます。
転職して年収をアップを目指しましょう!
ここまで読んでいただいた方は中途採用の給与の決め方、給与が上がる転職のパターンやステップなどについても把握できたかと思います。
ここでもう一度おさらいしましょう!
- 自社の給与テーブルに合わせて決める
- 前職の年収および希望年収で決める
- 給与水準の高い会社への転職
- 給与水準の高い業界への転職
- キャリアアップの転職
- 給与水準の高い職種にキャリアチェンジする
- 転職の方向性を定める
- 転職エージェントに登録する
- 応募/選考
- オファー後の年収交渉
- 受諾
ここまで読んで年収アップの転職を目指したいと思った方は、転職エージェントへの登録やキャリアトレーニングサービスへの無料相談からはじめていきましょう!
せっかくの転職なので、積極的に年収アップを目指していきましょう!