そこで、これから中途採用を受けたいと思っている人や新卒で受けたい人に向けて、「独立行政法人国際観光機構(日本政府観光局:JNTO)」の中途採用の概要や選考の詳細について紹介したいと思います。
全部で4回に分けてお伝えしていきますが、今日は概要と応募書類についてご紹介します。
JNTOとは?
正式名称は「独立行政法人国際観光振興機構」で、通称「日本政府観光局」です。
英語表記は「Japan National Tourism Organization」で訳して「JNTO」です。一般的にはJNTO(じぇーえぬてぃーおー)と呼ばれています。
JNTOは、訪日外国人旅行者(インバウンド)を増やすためのプロモーションを行う唯一の政府系機関で、日本の観光産業を海外にアピールしていく組織です。
「VISIT JAPAN」キャンペーンなどは聞いたことあるかと思いますが、日本に外国人旅行者を増やすために様々なプロモーションを実施しています。
JNTOの目的は、外国人旅行者の来訪と旅行消費額の促進です。
簡単に言うと、日本の旅行産業は今後少子化により内需が減っていくことが予想されるので、海外から観光客を呼んで日本にお金を落としてもらおうという政策です。そして、地域の雇用創出や活性化を目指すことです。
2010年には861万人だった訪日外国人数も昨年2019年には3,188万人まで到達し、右肩上がりで増えています。
今でこそ新型コロナの影響による海外渡航制限により昨年比-99.9%と壊滅的状況ですが、2030年の目標として6,000万人を目指しています。詳細はJNTO公式サイトの事業計画よりご確認ください。
JNTOは、この目標を達成するために海外プロモーションやMICEの誘致・開催支援、受け入れ環境整備・向上の支援、市場分析・コンサルティングという4つのカテゴリーの事業を推進しています。
JNTOは、観光庁管轄の独立行政法人になので基本的には観光庁が政策を立案し、その政策の実施についての委託を受け、政策を実施していく組織となります。
つまりは、観光庁にお伺いをたてながら事業を推進していかなければならないということは重要なポイントになります。
日本の観光産業のプロモーションというと一見華やかに見えますが、実際には調整作業が多く発生しますので、採用側としてもその点についての理解を重視しています。
JNTO中途採用の応募方法について
ここからは実際の応募方法についてです。
JNTOでは中途採用は定期的に実施しているようで、募集の際は公式サイトにて掲載されます。今回の採用はリクナビNEXT上に掲載されており、私はそこからエントリーしました。
まずはリクナビNEXTに登録しておきましょう!
リクナビNEXTの公式サイトはこちら
関連記事 ▶︎ 20代の時に利用して役に立った転職エージェントおすすめ3社
JNTO中途採用の選考スケジュール
ここからはエントリーから内定までの選考の流れについてお伝えします。
JNTOは政府系機関ということもあり、選考回数は多く5次選考まであります。小論文と2次面接はまとめて4次選考として実施したので全部で5次選考ですが、実質6次選考でした。
私の場合、7月中旬にエントリーして、最終結果が10月初旬だったので、かなりの長丁場となりました。
- 7月下旬:リクナビ上にてエントリー
- 8月中旬:1次選考:書類選考
- 8月中旬:2次選考:Webテスト
- 8月下旬:3次選考:1次面接(web)
- 9月上旬:4次選考:小論文(web)
- 9月中旬:4次選考:2次面接(管理職)
- 10月上旬:5次選考:最終面接(役員)
- 10月上旬:内定
書類選考について
リクナビNEXTにてエントリー後、JNTOへ以下の応募書類3点を郵送にて送付します。
- 履歴書(JNTOオリジナル)手書き
- 職務経歴書(A4判1枚、様式自由)
- 志望動機書(A4判1枚、800字以内、様式自由)
志望動機書について
ここで、私が実際に応募し、通過した志望動機書を公開したいと思います。
これまでに経験したプロモーションやブランディングのスキルを活かし、日本国のプロモーションおよびブランディングに尽力することで日本経済の発展や地域の活性化に貢献したく志望しました。
※この続きはnoteにて公開しています。
続きをみたい方はこちらからご覧ください。
7月下旬に応募書類を送付し、8月中旬にWebテストの案内メールが届きました。
ポイントとして、日本の観光産業の現状やインバウンドの重要性について調べることでJNTOが果たすべき役割について深く知ることができたので、JNTOのミッションと自分がJNTOに入ってどのように貢献したいかを述べると良いのではないでしょうか?
繰り返しなりますが、JNTOで働きたいと考えている方は、事前にリクナビNEXTに登録しておきましょう。リクナビNEXTへの登録はこちら
JNTOでは英語力が必須!
JNTOは海外向けのプロモーションが前提となるので、英語力は必須となります。
応募書類に記載できるTOEICのスコア取得や、英語による面接に対応できるように今のうちから準備しておきましょう!
英語力に自身のない方は短期間で確実に英語力をアップさせることができるライザップイングリッシュでTOEICのスコアやビジネス英語力をアップさせるのもアリです。
関連 ▶︎ 【ライザップイングリッシュ体験談】実際に受講した内容総まとめ!
関連 ▶︎ 次の話(vol.2)へ
実は先日、日本政府観光局(JNTO)の中途採用試験を受けまして、残念ながら最終選考にて散ってしまいました。笑